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「空中大和茶カフェ」の精神
「空中大和茶カフェ」は、ビジネスを目的にしていないのが、多くの方から支持されている理由だと考えています。
それでは茶業の活性化につながらないのではと考える人がいるかもしれません。
しかし、「人生をつまらなくするのは簡単だ。結果や報酬を目的として生きればよい。」という先人の言葉のように、目的を取り違えれば途中の過程での“出会い”までもビジネスのためと捉えるようになり、結局は時代が求める「共感」や「共生」の意識は後退してしまうことになります。

本当に「価値」あることとは、人々の心に触れることです。
煎茶が好きで、最高の煎茶を目指して日々切磋琢磨している努力をさらに前進させて、「急須で淹れる煎茶の愉しみ」を現代生活にいかにして再浸透させるかまで腐心することが、この取組みの基軸になっています。
その「生き方」や「姿勢」が共感されているからだと思います。

近年、「自然」への興味の延長で、農業にも関心が高まりつつありますが、「自然」とは何であるかを問うことなしにイメージの中で美しいものとして物語化されているように思います。
また、言葉上の別の意味の「自然」には、「自然とそのようになった」のように「おのずと」という意味もあります。
この場合の「自然」には、私たち自らの意志は関与していません。

イメージだけの自然ではなくて、「自らが然るべき」態度を持ってという主体的かつ合理的な「自然」によって、社会を、地域を、仕事のあり方を考える時が来ているのだと思います。
つまり主体性、自立によって、本当の意味での活性化が実現できると考えています。
その根底には自らのプライドを支える「正しい道」を探求する姿勢が欠かせないと思います。

前向きに真面目に真実や必然性を求める生き方と、商業主義に踊らされながら現代的な虚構社会の中でその気分を演じるような生き方が、今の社会の典型といえる生き方かもしれません。

多くの人が心の底で望んでいる「自分らしく生きる」とは、高村光太郎の詩にある「予約された結果を思ふのは卑しい。正しい原因に生きる事、それのみが浄い。」が分かりやすいと思います。
直接、ビジネスを目的にするのではなくて、社会が最良の煎茶を求めて急須で淹れる生活シーンが普通になる、それこそが、この取組みが目指す「自然」な行動であり、そこが目的だと考えています。






# by senchatalking | 2012-01-21 08:10 | 煎茶の代名詞を目指して | Trackback
成長への課題~ジョハリの窓
「空中大和茶カフェ」の取組みは、煎茶文化を現代生活に再度浸透させるという側面と、地場産業の活性化のあり方を問うという2つの側面を持っています。

ほとんどの方が驚く、煎茶本来の美味しさ。
しかし、それを伝えてこれなかった背景にも着目しなければ、いつまでも現状の繰り返しになります。

急須で淹れる煎茶の愉しみかたを伝える「空中大和茶カフェ」は、地方の内側と外側のコミュニケーションを活発にする姿勢で常に臨んでいますが、そのことは自分たちの想いを一方通行で伝えるものではありません。
お客様の反応や助言から、茶農家もまた、気づいてなかった自分たちへの理解を深めることになります。



ジョハリの窓とは、成長への“気づき”をイメージしやすくするために考案されたものです。
人は自分たちのことをどのように公開し、隠蔽するかを念頭に、コミュニケーションのあり方を向上させることによって、自らを成長させていこうとするものです。

自己には、「公開された自己 」、「隠された自己」があると共に、「自分は気がついていないものの、他人からは見られている自己 」もあるし、「誰からもまだ知られていない自己 」があると考えられています。

図の中の「開放された窓」が大きく出来れば、本来は可能性を秘めてるにもかかわらず存在する「未知の窓」の開発につなげることが出来ます。閉鎖性や内向きの発想を無くすことが可能性を広げるという知恵です。

そのことは、地方が持つ閉鎖性が活性化への道を阻んでいる状況に対しても有効なプログラムかもしれません。







# by senchatalking | 2012-01-08 10:09 | 煎茶の代名詞を目指して | Trackback
2012年の展開
今年も「空中大和茶カフェ」の活動をひとりでも多くの方から応援頂けるように進化させていきたいと考えています。

先日、この活動に関心を持った農業経済学が専門の大学教授から宮本常一の論集を勧められました。
活性化への視点が似ているというのがその理由です。

農業の背景にある「村」は元来、行政機関の指導のもとで運営されているのではなくて、文字化できない村として記憶している生活文化の上に形成されているために、そのことが都市とのコミュニケーションを難しいものにしているとの指摘です。

なかなか的を得た方策が打てない農業政策に対して、「空中大和茶カフェ」はユニークな取組みとの評価でした。

そこから分かるのは、地域の「感情」で物事を捉えるのではなくて、煎茶を愉しむ文化を現代生活に再度浸透させたいという「想い」でもって今まで進めてきたから、この取組みが支持されてきたことだと思います。

幸いにして、今、私たちは日本人が培ってきた生活文化への関心を高めています。
あとは、その流れを丁寧に読み取って、その先にある「コト」をいち早く提案することだと考えています。

切磋琢磨して優秀な煎茶を生産・加工することに加えて、生活の中でのスタイルまで生みだすことが課題です。その中身は、私たち人間の健やかでクリエイティブな生活を感じさせるものでなければなりません。
活性化のゴールは、“しあわせ”を皆が感じることだと考えるからです。

今年も「空中大和茶カフェ」をよろしくお願いします。







# by senchatalking | 2012-01-01 13:06 | 煎茶の代名詞を目指して | Trackback
次なるステップ
「空中大和茶カフェ」は、茶生産を未来に継承するというテーマを持っています。
同時に地場産業の衰退、地域の過疎化など、今の日本がかかえる重要な課題の克服とも関係があると考えています。
地方を活性化させるには、地方が慣れ親しんだ発想だけでは上手く行きません。
地方もまた、何を変えなければいけないのかを丁寧に考える必要があります。

その大きなポイントが、人とのつながりをどのように考えていくかだと思います。
地縁や血縁だけの関係を大切にするのであれば未来は期待できないでしょう。

地方の内部だけではなくて、都市との活発な交流をいかに進展させていくかを真剣に考えなければなりません。

お茶にコミュニケーションを活発にする効用があること。人と人とのつながりを効果的に演出できる効用があること。
それらの効用を活かして、地方と都市との交流を活発にすることで、風通しの良い地方を目指していきたいと考えています。
そのような展開を促す役割を担っているのが「空中大和茶カフェ」かもしれません。








# by senchatalking | 2011-12-29 08:27 | 煎茶の代名詞を目指して | Trackback
継続で得られたもの
「空中大和茶カフェ」の初まりは、苦難の連続でした。
開催そのものにも沢山のハードルがありました。
そして、迎えた開催日の間際でもメンバー間の意見が交錯し、かなりの緊張感をもって本番を迎えたことが今となっては懐かしく思い出されます。
それでも終えた後は、すべての苦労を吹き飛ばすくらい、皆が充実感を得ることが出来ました。

それからも開催ごとに議論が白熱し、メンバーの入れ替わりもありました。
特に、この取組みが大和茶のPRや売り込み活動ではなくて、急須離れが進んでいる今の時代に対して「急須で淹れる煎茶の愉しみ」を再浸透させる取組みであることが人によっては理解されないこともありました。

しかし、それらを乗り越えてでも今までやってこれたのは、煎茶に対する共通の想いがあったからです。
ペットボトルに入ったお茶ではなく、また色が濃く出て飲んだ気にさせる深蒸し煎茶ではなく、色が薄くても、濃厚な旨味と渋みのバランスを愉しむ、煎茶本来の味わいを大切にしたいという点で皆の想いがつながっていたからです。

「継続は力なり」の言葉通り、様々な経験を踏んできたことが生産者と生活者との距離を近づけ、時代感覚も養ってきました。同時に空中カフェでの一人一人の立ち居振る舞いも洗練されてきたと思います。

この趣旨に賛同されるファンの方も増えてきたことで、百貨店からも単に催事イベントとしてではなくて、日本の伝統的な嗜好品のひとつとしての煎茶の愉しみを伝えて下さいという申し出も頂くようになりました。

最近では、このような高級煎茶に対する共通の想いを持つ他の茶産地の茶農家の方たちとの交流も生まれるようになりました。

このような関係を大切に育み、互いが切磋琢磨して最上級の煎茶をつくるためのモチベーションを高めていきたいと考えています。

そして、この取組みが多くのボランティアの方たちによって支えられている状況に応える意味でも、「急須で淹れる煎茶の愉しみ」の普及が実現できるように、さらにブラッシュアップを進めていきたいと考えています。









# by senchatalking | 2011-12-23 18:00 | 煎茶の代名詞を目指して | Trackback
空中大和茶カフェ in OZONE

12月1日~4日の期間で、新宿にあるリビングデザインセンターOZONEにて「空中大和茶カフェ」を開催いたしました。

当初から、このカフェの背景には、茶業界が抱える問題や矛盾に対して、良い方向に変化させようとする理念があります。
そして、その理念を通じて社会とつながっていこうとする取組みです。


だから、いつも力強いエネルギーに満ちています。

世間と、自らの顧客と、つながっていくには、製品ありきではなくて、その背景に存在する問題意識や矛盾に対して変化を起こそうとする理念、信念がなければなりません。


まだまだ、大量生産、大量販売の時代の幻想にとらわれている人々もいるでしょうが、時代は明らかにそうではない方向に進展を続けています。
そのような状況下では、自らが需要を創造し、自らの信念を支持してくれるファンをつくっていくしか道はありません。



今までのように作るだけでよかった時代ではなくなったことをしっかり受け止める必要があります

社会の流れに目をそむけている状況ではありません。
見聞を広めることは欠かせないことだと思います。

そのために、全体と個々をブラッシュアップさせる目的を持って展開しているのが、「空中大和茶カフェ」というイノベーションをめざしたプラットフォームなのです。
そして、これらは生産者と想いを共有する行政職員によって運営されています。


# by senchatalking | 2011-12-09 09:49 | 空中カフェin東京 | Trackback
茶農家と能楽
先日、茶農家の方が「能」の鼓と謡いを披露してくれました。

能楽は、奈良時代以前に起源を持ち、寺社、後に武家の支持を得て発展してきました。
能のルーツには2つの系統があって、ひとつは中国から伝来してきた「散楽」、後の「猿楽」として発展したものと、もう一つの系統は、田植えなどのさいに五穀豊穣を祈願して演じられる日本古来の芸能としての「田楽」があります。

猿楽能と田楽能を融合し、芸術性を高めたのが、室町時代の観阿弥です。
当時、奈良(大和)の興福寺や春日神社を本所とする能楽の座が4つありました。これを大和四座といいます。観世元清(観阿弥)が始めた観世座は、観阿弥・世阿弥父子が出て、一世を風靡しました。

謡いは心地良い音感の七五調の節回しと抑揚。呼吸が整えられ、雑念が抑えられて、聴く側も気持ちが安定します。
これが、武士にも愛好されたという能楽のテーマである「無」の境地かもしれません。
岡倉天心の「茶の本」にもありますが、無は無限の無で、あらゆる可能性、あらゆる想像力を誕生させます。必要以上の飾りが「無」い能舞台や、殆ど表情が「無」い能面の意味が理解されるでしょう。そのような精神面に訴求する芸術として今なお新鮮であり、「禅」と同様、むしろ、自分を見失いがちな現代にこそ見直されるべき芸術かもしれません。

奈良の農村では、子供の頃からそのような能楽に親しむ風習が残っています。
農業が単に効率だけを求める産業ではないことを改めて考えさせられます。



# by senchatalking | 2011-11-14 21:46 | 煎茶の代名詞を目指して | Trackback
3年目の「空中大和茶カフェ」

1年目は、たいていの方が“驚くほど美味しい”と評価する大和茶の実力を伝える点に目標がありました。また、このようなお茶を生産している茶農家の方たちが、自分たちの想いを直接、お客さまに伝えることでした。
その結果は、当ブログのお客様の声にまとめていますが、皆のモチベーションを高めることにつながりました。

2年目は、お茶の淹れ方、お茶の性質を伝えることに力点を置きました。どのようにしたら伝わりやすいか、そのことを念頭に置いて県外まで活動の幅を増やしました。

3年目は、お客様がこの活動のファンになっていただき、“マイ急須”を手にして煎茶の伝道師になっていただくようなことをイメージして活動しています。

これらの流れからも、「空中大和茶カフェ」は単なるイベントではなくて、社会性を持った活動体だと自負しています。


# by senchatalking | 2011-10-08 17:29 | 煎茶の代名詞を目指して | Trackback
御堂筋デザインストリート
このたびの大阪での「空中大和茶カフェ」の開催は、今までの活動が評価されたものだと思います。
同時に大阪市の懐の深さも感じます。さすが“商都 大阪”です。

御堂筋というかつて日本の経済を牽引してきた文化が感じ取れる場所で「空中大和茶カフェ」がオープンできるとは、3年前に奈良県庁の展望室で初めて開催にこぎ着けたときには想像すら出来ないことでした。

このたびの経験がさらなる進展につながることを期待します。



今後とも、この「急須で淹れる煎茶の愉しみ」を伝える活動を一人でも多くの方に応援していただきたいと思います。




# by senchatalking | 2011-09-19 09:30 | Sencha meets Art | Trackback
十津川村
このたびの台風12号によって、奈良県十津川村に甚大な被害が出ました。

「空中大和茶カフェ」でいつも使用している“杉のお盆”は、十津川村で作られたものです。

3年前に、更谷村長のお宅にお邪魔した時に、「空中大和茶カフェ」の取組みに共感された村長自身が試作品を作ってくれたことがきっかけです。

村の伝統や生活文化を守りながら、森林を整備して森を活性化することで村をなんとかして存続させたいと常に語っていた村長にとって大変な事態になりました。

奈良ブランドの仲間たちも、なにか応援できないものかと思案しています。
http://thetearoom.exblog.jp/


# by senchatalking | 2011-09-06 21:53 | Sencha meets Life | Trackback
共助と自助
これまでの行政のイメージは、支援したり、補助したり、どちらかというと現場感覚を養わないで行おうとする上からの視点が強かったと思いますが、「空中大和茶カフェ」の取組みは、生産者と職員が共に「時代の流れ」や「時代感覚」を学びながら進めている点が素敵なことだと思います。

現場感覚を行政施策に埋め込むことの大切さを実感できるという点において「空中大和茶カフェ」は、職員にとっても意義深い活動かもしれません。

カフェを成功させるためには、生産者も職員も自分たちの殻に閉じこもった状態から外への一歩を踏み出すことが不可欠です。
横のつながりが密接だからこそ、外とのつながりが希薄だからこそ、時代感覚や現場感覚を磨くことが自分自身を磨くことにつながります。
それぞれが成功イメージを描きながら努力し、その実践体験を自分の中に積み上げていくことが、それぞれのやりがいにつながります。
やりがいを持って仕事をすることが、“活性化”している状態だと思います。

「共助」と「公助」、そして「自助」を合わせて強化していく、このカフェの特色が社会を元気にする活動のお手本になればと期待しています。

# by senchatalking | 2011-09-06 20:38 | 煎茶の代名詞を目指して | Trackback
空中大和茶カフェ in 御堂筋デザインストリート
空中大和茶カフェ+Nara Slow Style in 御堂筋デザインストリート
1.Nara Slow Style の展示販売
2.全国茶品評会で日本一を受賞した茶農家たちが行う煎茶カフェ

会場 : DHINGY(大阪市中央区道修町3-5-11 OMEビル 1F)

日時 : 9月17日(土)~19日(月・祝) 10:00~20:00



茶農家自らお客様に向き合い、洗練された空間の中で、煎茶の真髄を体験いただく煎茶カフェ。

◇2011年9月17日(土)~19日(月・祝) 3日間

◇6回総入替制
(Ⅰ)11:00~
(Ⅱ)13:00~ 
(Ⅲ)14:00~ 
(Ⅳ)15:00~
(Ⅴ)16:00~ 
(Ⅵ)17:00~

◇定員: 各回16名(先着順)

◇料金: 700円(極上大和茶とお菓子、茶葉のお土産)

◇会場: DHINGY(住所  大阪市中央区道修町3-5-11 OMEビル 1F)

◇事前予約可能: (メールにて、9/16までに下記へ)

thesenchatearoom@gmail.com

◇問いあわせ:  The Sencha-Tea Room「煎茶と靴下、そして薬草」(大阪農林会館2階)
# by senchatalking | 2011-09-04 09:00 | Sencha meets Art | Trackback
we've only just begun
私たちの活動は、まだ始まったばかりです。
「空中大和茶カフェ」は、2009年の夏に産声を上げました。
あれから3年、そしてついに“Inokura”および“騎鶴楼”と、奈良の地場産業の方たちでカフェを立ち上げました。
その名もThe Sencha-Tearoom 「煎茶と靴下、そして薬草」。
http://www.flickr.com/photos/thesenchatearoom/show/
コンセプトは以下の通りです。

1980年にアルビン・トフラーが出版した「第三の波」は、情報化社会の到来を予言しました。
狩猟、採取に頼っていた生活を一変させた農業による「第一の波」。産業革命による大量生産の時代を幕開けた「第二の波」。
そして「第三の波」はコンピューターがもたらした情報化社会の到来です。

「第三の波」は、脱工業化やテクノロジーの進化だけのように思われがちですが、もっと注意深く観察すれば、男女間や夫婦間、職場、社会におけるさまざまな役割の変化、価値観の変化につながっています。製造者と消費者との関係も、その垣根を無くしつつあります。

The Sencha-Tea Room 『煎茶と靴下、そして薬草』 は、全国茶品評会の煎茶部門で一等賞を受賞した茶栽培・製茶業を営む茶農家、ブランドの下請けから脱却して自分たちがはきたい靴下を作り始めた靴下職人、あらためて日本人が培ってきたセルフケアを検証するための研究所を立ち上げた創業130年の製薬会社といった一見互いの関連性の無い仲間たちが始めるお店です。

モノづくりにおいては、「第二の波」では大量生産が出来ないものは不利益を被ってきましたが、本当の価値は、少量生産しか出来ないものの中にあるかもしれないのです。ヒット商品を目指すのではなくて、培ってきた経験や技術をもとにして自らも愛用したいものを作るのが“モノづくりの標準”になればと私たちは考えています。

私たちそれぞれはモノづくりにおいて,社会の中での役割を担うつもりですが、このお店を通じての沢山の方たちとの「出会い」から新たなモチベーションを得ることで、モノづくりの質の向上に努めたいと考えています。

世の中には変わらない価値もありますが、今までも長い時を経て進化してきたように、これからも時代の進化は止まらないはずです。
そんな中、私たちに必要なことはイマジネーションを得る機会に多く接することではないでしょうか。
その意味でThe Sencha-Tea Room『煎茶と靴下、そして薬草』というお店が沢山の感性の交わる場所になることを期待しています。

時代は今、大きなターニングポイントを迎えています。誰もが厳しい時だからこそ「人にとって何が最も大切か」を考えなければなりません。皆さまと交流することで、私たちも「時代の感覚」を養っていきたいと思います。
気分転換が必要な時など、お気軽にお越しください。

# by senchatalking | 2011-09-02 07:36 | 煎茶の代名詞を目指して | Trackback
感覚
煎茶を淹れるには少々練習がいります。

それとは別に、淹れるときには、自然と感覚を集中させることになります。
このことは、煎茶がもたらしてくれる意外な効用だと思います。

ふだん、私たちは生活の中で、考えるよりも五感を先に働かせます。まずは感覚を通じて物事を感じようとします。その意味では、感受性を日頃から鍛錬することで、身の周りの出来事に対する印象も異なってくるのかもしれません。

お茶を淹れるとき、水のにおいや透明度を観察したり、湯ざましに入れたお湯の温度が徐々に低くなるのを手の平で感じ取ったりします。缶のふたを開けて茶葉の光沢や香りを確認したり、また用意した急須とその蓋が擦れあう音を聴きながら気分を上げていきます。さらに、茶葉がお湯を含みながら撚りがほどけていくさまを注視したり、急須から湯のみに注いで、水色(すいしょく)と香りを見ながら美味しく淹れれたかどうかに気配りします。
そして口に含んだ時に漂う香り、旨味や渋みが口の中で広がることで様々な感覚が芽生えます。
このように五感をフル動員する時間が容易に生まれるのが煎茶タイムなのです。

五感は私たちに備わった繊細な伝達システムです。身の回りのさまざまなことの本質をもらさないように的確に感知してくれます。
このことから感覚を磨くことが、日常の情景をより美しく感じることにつながるのだと実感します。




# by senchatalking | 2011-08-26 19:19 | 煎茶の代名詞を目指して
ひとつの道筋
今回の空中大和茶カフェでの進展は、告知前から沢山の方からの申し込みがあったことです。
私たちが知らないところでこの活動が広がりをみせているように感じます。

社会が活性化している状況とは、それを構成している個人個人が活性化しているということでしょう。
儲けありきではなくて、他人からではなく自分が価値があると認める自らの行為を積み重ねることで、身体にエネルギーが循環している、それこそが個人が活性化している状態だと思います。

多くの方から驚くほど美味しいと評価される茶の葉があって、煎茶文化が生活を豊かにするという確信があって、それには淹れ方を含め伝えたいと思う事柄があって、この取組みが広がっていくことがお茶のみならず社会の活性化につながる“ひとつの道筋”を印象づけるものになると信じて、それぞれを活性化させながら皆で切磋琢磨しているのが、この取組みです。

ゴールは近いのか遠いのかまだ分かりませんが、皆の努力の積み重ねと多くの方からの応援があって着実に進展しているように感じています。
9月に大阪市において、「御堂筋デザインストリート」という催しがありますが、その事務局からの誘致をお受けさせていただきました。
9月17~19日の期間、御堂筋に「空中大和茶カフェ」がオープンしますので、御期待下さい。


# by senchatalking | 2011-08-21 09:55 | 煎茶の代名詞を目指して
Thank you for your visit!!!
空中大和茶カフェにお越しいただき有難うございました!
このカフェのしつらえは前回同様、奈良県庁職員と茶農家の方たちによるものです。
準備、運営に当たっては沢山の方たちの協力をいただきましたが、この取組み自体も多くの方に支えられて開催にこぎつけています。
もちろん来店される皆さまがおられて、成立していることは言うまでもありません。










さて、私たちの想いは伝わっているでしょうか。
この点においては常に反省の連続ですが、次回はさらに磨きをかけてお披露目したいと思いますので今後ともよろしくお願いします。



お茶に限らず、全国の多くの地場産業が停滞している状況にありますが、急速に時代が変化していく中では、“変化”を創造し続けなければさらに衰退の一途をたどるのだと思います。
大切なことは自分たちで明日を作る姿勢しかないように思います。時代の変化を歓迎する気風こそが、このプロジェクトの要になります。
慣れ親しんだやり方や発想に依存するようでは上手く行かないでしょうし、何事かを成し遂げられるのは、それぞれのプロフェッショナルとしての強い信念も必要です。



私たちが肝に銘じないといけないのは、単に継続させるだけでは進歩が無く、むやみに変化させるだけではまとまりを失うということです。「継続」と「変化」の双方を連携させながら進めていかなければゴールは見えてこないはずです。このことを忘れないようにして今後とも前進していきたいと考えています。


「継続」と「変化」、「時代の感性」を絶えず意識しながら、このカフェがたんに夏の奈良を彩る風物詩に終わることなく、「煎茶のある生活」の浸透を目指しながらも、地場産業活性化のお手本になるような影響力を持つ存在になればと考えています。







# by senchatalking | 2011-08-15 13:27 | 空中大和茶カフェ2011夏 | Trackback
感動の連鎖
空中大和茶カフェは来られた方たちだけでなく参画スタッフもまた感動します。

茶農家には、先祖から受け継いだ茶園で長い年月をかけて茶の木を大切に育て、タイミングを見て、その若芽を収穫し、それを製茶する場面でも神経を研ぎ澄まして揉む、蒸すの工程を見極め、このカフェでは作った最高の出来映えと信じる茶の葉を用いて自分たちのお茶に対する想いをどう伝えるか、淹れ方をどう伝えるか、そのことに悩み、伝え方の訓練を課して臨み、また、この取組みによって茶業が良い方向に変わってほしいという期待感を持ち・・・そのような背景を持って空中カフェに臨んでいる状況があります。



職員は、日頃の業務とは別の取組みであるがゆえに、周囲の理解や協力を仰ぐ努力をしながら、さらに運営面で前回の問題点を修正しながら、どのようにすればより素敵な状況を創り出せるかに自らに発想の転換を強いながら準備をしてきた経緯があります。


社会の状況を良い方向に変えたいという「公共感覚」を軸に、そのためには自らが変わらなければならない、成長させなければならないという思考の連続から生み出されるのが「空中大和茶カフェ」なのです。
そのことで来られた方だけでなくスタッフにとっても印象的で素敵なカフェになるだと思います。

感動は与えようとして与えられるものではなくて、自らが変わろうとする努力から発生することを実感します。






今日が最終日です。
ひとりでも多くの方に“煎茶から生まれる感動”をお伝えできることを楽しみにしています。



# by senchatalking | 2011-08-13 08:18 | 空中大和茶カフェ2011夏 | Trackback
暑中お見舞い申し上げます。
いよいよ来週10日より、奈良県庁展望室において、『空中大和茶カフェ』がオープンします。
ひとりでも多くの方に「急須で淹れる煎茶の愉しみ」が伝わればと期待しています。
# by senchatalking | 2011-08-04 08:26 | 空中大和茶カフェ2011夏
空中大和茶カフェ2011 in Nara








# by senchatalking | 2011-07-22 17:55 | 空中大和茶カフェ2011夏
Go this way.
阪急百貨店での期間限定“大和茶store”を終えて、茶農家にとっては今後の展開イメージが膨らんできたように思います。
単に自分たちの製品を買ってもらえれば良いという姿勢ではなくて、お客様との信頼関係を育んでいくことの大切さが実感できたからです。
信頼を得るには、提案の中に“人生を豊かにする“”いうメッセージは欠かせないでしょう。さらに自分たちが人生をかけて品質の良いお茶を作っているという一生懸命さも伝わらなければなりません。

“急須で淹れる煎茶の愉しみ”をどう社会に浸透させていくか、それには五感に訴えかけながら、それぞれのブランドのファンを作っていくことが大切で、さらに売場自体も魅力的でなければなりません。

例えば、小説はネットでダウンロードして読む時代になりましたが、「本」はその中身だけのものではなくて、装丁や紙質、においや重量感、それら全体のたたずまいによって、読む前にその「本」に向き合う姿勢が生まれ、読んだ後で自分の中の新しい自分の発見につなげてくれるものです。

要するに「本」は中身さえあれば良いものではなくて、本づくりに関わった多くの人々の感性が五感に作用して読み前から想像力をふくらませてくれます。そのことで「本」は単純に紙にストーリーを印字しただけものではなくて、読む人の人生の色彩を増やしてくれる価値ある存在になります。

現代社会では人の五感を使う場面を省いてしまう傾向にありますが、それでは“モノ”さえあればよしとする、人間性が希薄な世の中になってしまいます。“人間活動”でなければ心はつかめないと考えます。

期間限定“大和茶store”では、お茶のにおいに引き寄せられ、茶農家の想いを聴きながら、淹れ方のレクチャーを受けたり、また店内にはお茶以外にも、このたびの出展に協力してくれた陶芸家、イラスト作家の作品、刺繍“糸から生まれたikimono”や木製品、お茶菓子などが雰囲気を醸し出し、従来のお茶の売場とは違って、全体として“煎茶を愉しむ”ことを伝えたいという姿勢が表現されていたと思います。

お客様の中には、今までの煎茶教室や茶摘みに来られて、すでに茶農家の方と親交のある方も多かったようです。努力を積み重ねてきた甲斐を実感できました。
たまたま、この“大和茶store”に遭遇し、煎茶の持つ魅力を再発見された方から感謝の言葉を沢山いただき恐縮するとともに大きなモチベーションを頂いたりもしました。

このたびの“大和茶store”のような人と人との出会いを大切にするような展開は、煎茶の持つ効用でもある「人との出会い」を演出し、「コミュニケーションを活発にする」ということとの相性が一致します。今までの活動と同様に、今後の活動においても、人との関係を大切にし、五感を刺激するような発想を軸にして展開していきます。

# by senchatalking | 2011-07-02 11:21 | 煎茶の代名詞を目指して
大和茶 in 阪急百貨店

阪急うめだ本店での期間限定・大和茶ストアは徐々に売上を伸ばしながら中盤を過ぎました。

今日から後半です。

「時しらず」、「騎鶴楼」、「Inokura」、「ミルク出し焙煎大和茶」・・・どれもが評判は上々ですが、ブラッシュアップさせる課題も見つかってきました。


日頃は生産するだけで、流通まで考えて来なかった茶農家にとっては、この機会に商業に対する理解を深めなければなりません。

売場でお客さまはイマジネーションを広げながら私たちの提案を評価し商品を購入していただくわけですが、その意味では私たち自身も「想像力」を働かせる必要があります。

それと同時に、煎茶に関する「新しい価値」、「新しいお客さま」を“創造”していくことも課題です。

「想像力」と「創造力」、どちらも私たちにとって培わなければならないことだと思います。

≪想像力×創造力=自分らしさ≫を合言葉に茶農家がそれぞれのスタイルを追求していき、そのスタイルに共感するファンを獲得していくことが今後の課題になります。





# by senchatalking | 2011-06-27 09:03 | 煎茶の代名詞を目指して
YAMATOCHA in HANKYU
6月22日から30日まで、阪急うめだ本店リビング売場で「特集大和茶」という期間限定ショップがオープンしています。

それぞれブランド化を目指す茶農家にとっては「試練の場」となります。
ブランド化を目指すことは農家にかぎらず、さまざまな生産者、商業者にとっては大きなテーマですが、その前に“ブランドづくり”そのものへの理解度合いが問題になります。

たとえば、下請けであっても有名ブランドの仕事を受注してきたメーカーであれば、さまざまなブランドにヒントを得ながら、ブランドを育てるという視点を養ってきたことでしょう。
しかし、ブランドに関与してこなかったとしたら、あるいは、いつかはブランドを作ろうと発想を練磨してこなかったとしたら、単純に有名になることがブランドづくりと誤解している可能性が高いかもしれません。

何かを押しつけて、または売りつけて、あるいはPRを強化して、その結果、ブランド化が達成されるのではありません。自分たちが培ってきたものが評価されて、自分たちの想いが共感されて、より豊かな生活を提案する姿勢が支持されて・・・それらのトータルでブランド化が現実のものになるのだと思います。

茶農家にとっても、このたびのことがブランドづくりを学ぶ絶好の機会になるはずです。
想いを整理した上で、提案し、それらが評価されるか否か、その意味で試練の場であると考えます。






# by senchatalking | 2011-06-24 09:04 | 煎茶の代名詞を目指して
それぞれのファンづくり
茶農家は他の農家と比べると畑から離れられる時間が多くありません。
畑仕事、製茶作業の合間の限られた時期を皆が調整して「空中大和茶カフェ」は開催されていますが、今年はさらに新しいことにチャレンジしようとしています。
それは、生産者それぞれがファンをつくり、「急須で淹れる煎茶の愉しみ」を個別にも進めて行こうとしていることです。
「空中大和茶カフェ」と“それぞれのブランド構築”が、これからの展開の基軸となります。

奈良県では茶業振興センターの技術職員の発案により全国の茶産地に先駆けてトレーサビリティを実施した経緯があります。GAP(Good Agricultural Practice)と呼ばれる生産活動の正確な工程管理、記録、点検、評価も実施しています。
昨年は全国茶品評会における煎茶部門の上位を独占し、「産地賞」まで獲得できました。そのような“流れ”をさらに前進させる意味で“それぞれのブランド構築”は新たなテーマとなります。

大和茶プロジェクトでは、このような“流れ”を澱まさないことを常に心がけてきました。
6月22日から30日、阪急うめだ本店のリビングフロアでは「特集・大和茶」の期間限定ショップがオープンします。これは“それぞれのブランド構築”に向けた茶農家のブランドデビューになります。急須作家の水野博司さん、陶芸作家の谷井直人さん、村上直子さん、イラスト作家の森ひろ子さんらの作品も色を添えてくれます。

7月には奈良ブランドの活動と連動して大阪に煎茶カフェをオープンさせます。
8月の奈良の風物詩「燈花会」の時期には県庁展望室において「空中大和茶カフェ」を開催します。
9月に大阪で行われる「御堂筋デザインストリート」で「空中大和茶カフェ」を開催します。
東京のリビングデザインセンターでも年内に「空中大和茶カフェ」は開催される予定です。

煎茶の代名詞を目指すこのプロジェクトは“流れ”を大切にしたいと皆が意識しているのが強みなのかもしれません。


# by senchatalking | 2011-06-18 07:23 | 煎茶の代名詞を目指して
空中大和茶カフェにおけるチームワーク

生き物の行動は、微生物、昆虫から高等生物に至るまで秩序に向かう強い力によって生命活動が営まれています。
それは生存と種の保存に向けてまとまりのある動きをします。

それが人間の場合、その意思がどこに向かうかによって、結果は異なったものになります。
人間は欲を持った生き物ですので、時には対立し、足の引っ張り合いを始めてしまいます。対立が激しくなると、沈む寸前の船の中でも相手を攻撃し続けるのが人間の特質です。
そこで、組織化や規制をもうけたりするわけですが、それだと行動が硬直化し、創造性の低下をもたらすことになります。

人間という生き物が他の生き物と異なる点は知性の有無です。「知」の力によってまとまり、一定の方向性を決めて行動し、やがては大きな流れへと進展させていく能力も備わっています。
大和茶の場合は日本人が培ってきた急須で淹れる煎茶文化の復活に向けて「空中大和茶カフェ」を皆で力を合わせて開催してきました。
私たちは、一人でも多くの方に急須で淹れる煎茶シーンを生活の中に取り入れていただきたいと心から願っています。

今年の夏も、そんな「空中大和茶カフェ」を計画しています。私たちのチームワークぶりをご披露したいと思いますのでご期待下さい。




# by senchatalking | 2011-06-08 11:59 | 煎茶の代名詞を目指して
東北と煎茶
岩手県釜石市へボランティアに行ったときにお世話になった旅館に今年の大和茶の手摘み茶をお礼に差し上げたところ、丁寧にお淹れして背筋を伸ばして味わさせていただきますと御主人から言われました。

あらためてお茶は単なる飲料ではなくて、日本の生活文化に根ざした存在であることを再認識させられました。

震災、津波の爪痕とは正反対に美しい自然に抱かれた土地には、煎茶を愉しむ習慣がしっかりと生活の中に根付いていることを実感しました。



# by senchatalking | 2011-06-06 09:52 | 煎茶の代名詞を目指して
「空中大和茶カフェ」を支える公共感覚
「空中大和茶カフェ」が支持される理由は、この取組み方が「今の時代の好み」なのかもしれません。
「私益」を追求するのが目的ではなくて、社会全体にプラスの価値を生み出そうとするコンセプトがあるからだと自負しています。

行政が単に地場産業としての茶業を支援しようとする「公」と「民」だけの関係ではなく、茶栽培に人生をかけながら、急須で淹れる煎茶の文化を大切にしたいと考える茶農家の想いがあって、さらに互いの立場を超えて、このような文化を大切にすることに共感する茶農家および参画者全体の「公共感覚」によって支えられています。

広辞苑によると「公共性」とは、「広く社会一般に利害や正義を有する性質」とあります。





# by senchatalking | 2011-05-14 19:00 | 煎茶の代名詞を目指して
茶摘み体験がもたらす価値
芸術家は自らが信じることや想い、感覚、感情を社会に交流させようとし、また観る人は「心を動かされる」ことを期待しつつそれら非日常に接して、自らの日常の活性化を図ろうとします。

街の人が茶摘みに参加する場合、あらかじめ香料を含む化粧品を控え、手を洗ってから茶畑に分け入り、若芽を見つけては、その一芯二葉を人差し指と親指の腹の部分で優しく挟んで折り取ってはザルに集めて行きます。

柔らかい若芽が見当たらなくなった場所をさらに目を凝らすと採り終えたはずなのに、まだまだ発見すること出来たりして自らの注意力の無さを反省したり、単純な作業と思いながらも充実した時が流れていきます。
慌ただしい日常の中では味わえない「集中」は、「リラックス」につながり、どんな贅沢もおよばないと思える「ラグジュアリー」な時間に浸っている自分に気づいたりします。

若葉が生い茂った茶畑の中のほんの一部の若芽だけが良いお茶の原料になることに驚き、これら茶の木を何年間もかけて育てていく労力に尊敬の念を抱きながら、「お茶」の持つ背景に触れたことで「お茶」に対する理解を深めていく自分に対して満足感を得たりします。

お茶は文化的にも、さまざまな非日常をはらんでいます。
その非日常が、人との出会いや自らの心のリラックスにつながったりします。
そのようなお茶が持つ魅力の探求に人生をかける人がいても不思議ではありません。
実際、そのような茶農家たちが沢山いることを一人でも多くの方に知ってほしいと願いながら、「大和茶プロジェクト」は皆さんと交流していきたいと考えています。





# by senchatalking | 2011-05-13 09:58 | 煎茶の代名詞を目指して
感性のアンテナを張り巡らし、変化する風を受け止め、時代の波に乗る
今まで良いお茶づくりに専念してきた茶農家にとって、ビジネスのあり方が変わろうとする時代の真っただ中にいることをどう捉えるかは、難しいことではないかもしれません。
昨年、大和茶の茶農家数人と他県の茶産地を訪問したおりの会話にはたいていのビジネスマンは驚くと思います。
それは、一切の秘密がないオープンな会話が繰り広げられたからです。技術的なこと、ビジネス上のこと・・・すべてにおいて隠し事が無いやりとりでした。
別の県で大勢の現地の茶農家と交流した際には、延々と美味しいお茶に対する想いが熱く議論されていました。
仕事に対する熱い想いや使命感、もっと急須で淹れる煎茶の醍醐味を伝えたいとする姿勢は、まさしく規模の経済を終えようとしているこれからの時代にピッタリくるように思います。

儲けありきで発想されたビジネスよりも、想いや社会的使命感からの取組みの方が支持や共感を得やすい時代になりつつあるのではないでしょうか。
民間のビジネスにも「公共性」や「社会性」、「透明性」が問われる時代になるのかもしれません。
「空中大和茶カフェ」が支持されるもの、そういうことだと考えています。

白い犬~Anjing Putih~Naomi Yamamoto  *吉野杉
# by senchatalking | 2011-05-05 20:02 | 煎茶の代名詞を目指して
感動の創出
人は感動を求めて生きていると言っても過言ではないかもしれません。
美味しいお茶との出会い、その愉しみかたを発見した喜び、人との出会いがもたらす感動・・・・
そのような感動を得る機会をどのように創出していくかが、煎茶を生活に浸透させるきっかけにつながるのだと思います。

# by senchatalking | 2011-05-02 10:33 | 煎茶の代名詞を目指して
煎茶が目指す感動
急須で淹れる煎茶が社会に浸透することで、生産活動が活発になると考えるなら、生産者が本気でそのことに取り組まなくてはなりません。

今回の大災害は、私たちの生き方を見直すきっかけを与えてくれたかもしれません。
お茶に限らず、モノを作り、販売し、それを生活の取り入れるといった一連の流れの中でも、私たちは感動を発見しなければならないのだと思います。
日常の中にいつも感動を見つけながら、そのことが生活をより豊かにしてくれるのだと思います。

空中大和茶カフェに参画した全員が、お茶が目指す感動の意味をより深く理解できているはずです。
スポーツ選手だけでなく、大和茶のChanoukersも感動を与えれるよう頑張って行きたいと思います。
# by senchatalking | 2011-04-16 16:50 | 煎茶の代名詞を目指して
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