1950年代、60年代、政府による社会の枠組みづくりや計画が経済を動かした時代は、これから豊かな社会が到来するという希望や夢が持てた時代です。
1980年代、90年代には、個人や企業が利益を追求する競争が経済を発展させた時代でしたが、そこからは様々なひずみが生まれ、そのことが今の閉塞感につながっているのだと思います。
現在では、これまでの経済発展によって人間は豊かになれるという思想は、本当に大切なことを置き去りにしてきたのではと私たちは考えるようになりました。
これからは、経済発展主義から少しずつ脱却して行き、私たちは別の角度から、進化、成長へのモチベーションを得ていかなければならないのでしょう。そして、人間的豊かさを取り戻すことにつなげていくことだと思います。
次の時代は、人々の連携と協調が大きな役割を果たす「公共感覚」を軸に豊かさを求めていく社会を目指すように言われています。
市民が直接参加する自治の枠組みや、ボランティア組織が、経済、社会において主要な役割を担うような社会です。
茶業の活性化をどのように行うのかにも、そのような時代背景に即した発想が大切だと思っています。
このブログで以前から御紹介していますように、「空中大和茶カフェ」はPRイベントではありません。
自らのお茶をPRする、販売することに重点を置くような催しとは一線を画しているつもりです。
この活動を通じて私たちが得られるのは、時代感覚であり、そこから生まれる新しい発想です。
常に切磋琢磨して、私たちの考え方をブラッシュアップするためのプラットフォームだと考えています。
なぜなら、地場産業の活性化には、考え方や行動を変化させることが大切だからです。
PRの強化ではなくて、お茶づくりへの「想い」をしっかり時代に即したかたちで表現することだと考えています。
そして、最終的には煎茶を急須で淹れる生活習慣の復権につなげることです。
もちろん、「空中大和茶カフェ」に来られたお客さまには素敵な体験になることを願っています。
奈良ホテルでお会いできることを楽しみにしています。